事業について
親による幼児虐待などのニュースを耳にするたびに、親だってそんなことしたくてしている訳ではない、ちょっとだけ誰かの助けがあったら、ちょっとだけ心のゆとりがあったら、そんなことにはならなかったろうに、と思います。
そのような悲劇を繰り返さないためにも、次世代を担うこどもを、親ばかりでなく、人生経験の豊かな高齢者をはじめとする地域の人たちが協力して育てる。そんな場が多くの地域にできることを夢見て、まずは札幌市豊平区西岡に、コミュニティ・サロンを中心とする居場所創りを進めています。
違いを理解し、尊重し、共存する「共生」から、さらに一歩進んで、協力しあって生きる「協生」へ。そんな願いを込めて、私たちの会を「協生会」と名付けました。
私たちは、東京および埼玉の出身ですが、縁あって札幌への転勤を機に、札幌市南区藤野で、あかちゃんからお年寄りまで、障がいの有無にかかわらず誰もが気軽に立ち寄れる友だちづくりの場のフロンティア・ランナーとして25年に亘って活動を続けている「むくどりホーム・ふれあいの会」に15年以上にわたってボランティア・役員としてかかわってきました。その経験を活かして、子育てについて気軽に協力しあえる場を創出したいと思っています。
現在、今年令和2年5月末に西岡に完成した自宅に私たちそれぞれの老親と一緒に移り住んで準備を進めていますが、その同じ敷地に、コミュニティ・サロンと、単身高齢者用2戸、ひとり親世帯用2戸、学生用2戸からなるアパートを建てました。
ミュニティ・サロンにおける当面の具体的な活動としては、
・お年寄りから子どもまでが楽しく食卓を囲める多世代食堂
・食べ物づくりをはじめ、大人とこどもの双方が関心を有する学びや遊びを通じた交流
を考えています。
これらの活動にご協力いただける方やアイデアを募集しております。具体的には、
① 多世代食堂を運営するにあたって料理や食材の調達等にご協力いただける方
② 小学生や高齢者等と、料理をはじめとする様々な学び・遊び(例.将棋、英語学習、パソコン学習など)を通じた交流を行うことにご協力いただける方
③ 上記以外の、コミュニティ・サロンを活用した具体的な活動のアイデア
④ アパートに住みながら上述のような活動にご協力いただける方
⑤ 建物や敷地の整備に必要な資金をご提供いただける方、
①、②、③については、メール等で気軽にお問合せ、ご連絡をいただければ幸いです。
また、④のアパートの入居については、多世代アパートのページでご案内しています。
⑤については、当ウェブサイト「事業のご支援」からご提供いただければ幸いです。
一般社団法人協生会 川野辺創(代表)、窪田裕子(代表)